GEMIXをヤる。

オンラインカジノっていう胡散臭いもんのスロットをやってみたくて、クレカもJCBが対応してないから友人経由で入金してもらって、まず$100やってみたけど結構早くに無くなって。やっぱりそんなもんかと。
しかし、スロットも沢山種類があって、機種によってゲーム性が全然違うから、殆ど負けるイメージしかないけれど、中には勝てそうな相性のいい機種もあるんじゃないかと思い、もう$100やってみることに。
そこで出会った『GEMIX』という名のスロットが個人的にあげみざわで、$200投資から$700overまで行きました。
持ち金の増減の少ないイメージのスロットで、$50減ってもまた$50増えるみたいな、じわじわ減るか増えるかみたいな雰囲気のスロットなんだけど、ちょいちょい爆発があるんよ。

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一回転毎に、7×7マスに8種類の宝石(GEM)がジャラっと降ってきて、同じのが五個以上縦横にくっついてたら消えて配当になる。消えるとまた上から降ってくるから、そこでの連鎖に期待する。ぷよぷよみたいな感じ。

宝石の種類毎に配当が違って、高いのから順に、星→ハート→月→花→緑→紫→水色→青。

1ゲーム毎に、消えた数だけ円ゲージのエネルギーが溜まって、20個以上消すとクリスタルチャージ(魔法)というものが発動される。魔法は、、チェーンライトニングとクリスタルワープとライトビームとノバブラストとあと何かあったっけ、、4種類くらいある。それでまた消えることもあれば消えないこともある。魔法自体はあまり大したことはない。
ただ40個以上消すとスーパーチャージ(スパチャ)が貰える。スパチャはそこまでの配当の倍額上乗せ。つまりスパチャまで40個以上消したところで$10の配当だったら、$20上乗せで$30になる。プラスその後魔法も発動されて、スパチャ後に消えたGEMは配当が3倍になる。
ぼんやり見てたから確かではないけど、スパチャ後の魔法からまた沢山消えてもう一度スパチャまで行っても、スパチャにはならず魔法だけだった。もしかしたら一個分足りてないのを見逃したとかかもしれないけど。

何も消えないゲームではたまにWILDが降臨する。
このWILDも三種類あるワールドによって違うんだけど、画像の左上のキャラクターがそれぞれ違って三人おるんやけど。
洞窟を掘ってるドワーフみたいなおっさん。こいつはカンテラ(WILD)を適当な所に適当な数(最大10)置く。
少女はキャンディ(WILD)を斜めに並べる。ズラーッと並ぶこともあればすぐに折れて三個しかないこともある。
魔法使いみてえなじじいは本(WILD)を5~8冊、数によって定位置に並べる。この本は他のWILDと違って固定され、GEMと連なって消えても残る。

こうして見ると固定WILDのじじいが凄いんじゃないかと思う。他のワールドを低ベットで進めて、魔法使いのワールドに来たらベット上げるみたいなやり方も出来る。実際初めはしばらくそうしていた。しかしGEMIXフリークとなりし今は、固定WILDの不自由さも十分味わい、強いていうならカンテラを推している。

画像にある$400勝ちのやつは、WILDもスパチャもなく、チェーンライトニングのみで☆を12個繋げたやつだ。大きい配当は、沢山連鎖して繋げて魔法三回目行ったりするよりも、高いGEMを一発まとめて消すに限る。これは$2ベットだけど、$1ベットで$400取ったこともあった。どんな流れだったかは覚えてないけど。

一枚目のカンテラおじさんのワールドのやつは、これまたチェーンライトニングで、なんとWILDチェーンが走ったというレアなパターン。そんなこともあるんやね。

まだワールドボーナスのこととかそれぞれの魔法の種類とか書いてないことあるけど、もういいわ。ここリスしか見てないし。森の。あと浮気して他のスロットやってたら無くなってん。そう、$700まで行って、そこから$100切っても再び$700まで舞い戻ったGEMIXから浮気して、長尾謙一郎っぽい『hotline』とかjewelなんとかって他の宝石系のやつとか打ち散らかしてたら、擂ってん。もうマニーないねん。なぁ。もう$100、ビーナスポイント入れてもらおうかなぁ。どうしよ。どっちにしろちょっと色付けて返すわ。まだ残高余裕あったよなぁ。。。

ずぼっとはまった泥沼ってくるっていたってトレーンのように

最近音楽をあまり聴かなくなって、聴くとしてもジャズかクラシックか欅坂46かZAZENBOYSぐらい。久しぶりにZARDなんか聴くと泣きたくなる。

一応、ネタバレしまくり。
セッション。名門音楽院のフレッチャーという教師が鬼の如く厳しく、それにしごかれるドラマーの一生徒を主人公に置いている。鬼教官と教え子というので『フルメタル・ジャケット』みたいなイメージを抱いていたら、結構そんな感じだった。軍隊かジャズのビッグ・バンドかの違いかってくらいに。
ただ今時はパワハラやらナニハラやらで即訴えられて批難を浴びせられる時代。フレッチャーも、生徒だけでなく他の教師からも恐れられながらも、いずれ訴えられて辞職に追い込まれることからは逃れられなかったわけだけど、この映画の見所はそこから。
しごきあげられて暴発して賢者モードな穏やかな生活を送り出していた主人公が、音楽院を辞めたフレッチャーと飲み屋で遭遇して、「なんかまあいろいろあったけど過去のことだし...あ、そういえば今度ステージ復帰するんだけどいいドラマーがいなくてさ。やってみない?何だかんだでやっぱりお前が一番信用出来るドラマーだし」みたいなニュアンスで誘われ、再びスティックを握ることに。
これがまさかの罠で、本番にいきなり聞かされていなかった曲が始まり、大勢の前で恥をかかされる主人公。フレッチャーが自らの復帰の舞台を台無しにしてまで「チクッたのはお前だろ。俺をなめるなよ」と復讐。圧倒的復讐。主人公は愕然として一度舞台袖に捌けて、心配して見に来ていた父親と抱擁を交わすも、父親を振り切り、戻り、突然、ドラムスを叩き始める。
初めに暴発してしまった時はフレッチャーに殴りかかって罵声を浴びせて強制退場させられてしまったが、今度はドラムスを殴ってフレッチャーが求めていた音を浴びせる。戸惑うフレッチャーも、自らが追い求めていたビート、テンポに、咎めるどころか欲しがり始める。心身の限界を超えているかのようにひたすら叩き続ける主人公に「このクソ野郎!そうだ!それだ!行け!テンポ!それ!飛べ!もっと飛べ!行っけええぇぇぇ!」みたいな表情。知らんけど。
最後は、理想としている到達点が似ている者同士の世界に収まる。

究極の理想、目的が共通している人と出会えることはあまり多くないと思う。同類が集まっても微妙に方向性が違ったり、やっていく内にずれていったり。
ただこのドラマーとフレッチャーは、相性が悪かろうがむかつくことがあろうが、究極に到達するためならそんなもんは屁だと。パワハラだとか胸糞だとかで批判的なレビューがちらほらあったけど、そもそもそういう世界で生きてない。まあ自分なら厳しいのとか嫌いだし怒られたり嫌なことがあったらもう帰って寝たいけど。お菓子食べながらスマホいじったりしたいけど。可愛い犬と戯れたいけど。何もしないで百億円欲しい。何もしないで百億円欲しい!

おわり

90年代のあの吐き気のする雰囲気

どういう映画なんこれ。

と思いながら観てたけど、観終わったらきっと各々の解釈が付くんだろう。90年代特有の狂気を纏ったホラー風コメディって感じで観てたけど、終盤の主人公が錯乱する辺りから、これは現代人が陥りがちな情緒不安定を誇張したやつやと思った。チョゲチョゲパッション。

エリート会社員を気取って自分磨きを欠かさずにいる自分に酔い、イイ店で食事をするための予約に懸命になり、名刺の質に拘る。一見アホらしく思えるそれらだが、他に満たされることがないから仕方ない。そもそも満たされることがない。昔オウム信者が言った「お腹の空かない飢餓感」がこの頃から今もずっと変わらずに澱んでいる。団塊くらいの年寄りとのジェネレーションギャップはこれによるところが大きいと思う。ただ今は貧困問題もクローズアップされてきてるから、戦後に戻ってきてるんじゃないかって感じもあるよね。

自分がどうしたら満たされるのかもわからないから人を殺す。嫉妬や欲望の赴くままにセックスをして人を殺してそれを食べる。それで納得がいくわけもなく、罪の意識に苛まれ、これまでの犯罪を暴露しようとするも、まともに相手をされない。殺したことも曖昧模糊としてくる。妄想なのかリアルなのか。結局誰も自分という存在を認識していない。他人にまるで興味を示さない世界に自分はいるのだと思い込むのも仕方ないが、周りには君を思ってくれてる人もいるんやで。秘書の子とか。

映画でやってることはめちゃくちゃやけど、案外自分とかけ離れた世界とは思えない。いつ自分が錯乱してもおかしくないって多くの人が思ってるからこの映画が有名で今も観られ続けてるんやろうね。おーこわ。

ふざけるとまあ死ぬんちゃいますの

※ずっとネタバレやから。


ジェーン・ドウの解剖
予備知識なく観たので、解剖ミステリみたいなのをイメージしていたら、どっこいホラーでした。
終始不穏な雰囲気で、急遽運ばれてきたジェーン・ドウという名の謎の多い遺体の検死に、検死官の親子が巻き込まれる話。

序盤に息子のガールフレンドがデートの約束があったんか知らんけど、彼の職場である遺体安置所に突然現れて彼氏を驚かせてきゃっきゃしてるシーンでまずイラッとした。「お前、そういうんが命取りやからな!その悪ノリもクソおもんないからな!」さらに、怖いもの見たさに遺体を見せてほしいと言う女。戸惑う彼、父親が現れ、見せてやれと言う。一瞬うっとなるも、ビビってませんアピール。「は?遊び感覚でいたずらに遺体見たがるんもおかしいし彼も何でこんな女とおんねん。縁切れや。」と胸の裡で毒づく。
検死官の父子は、どちらもそれなりにちゃんとしてる。洋画だとこういうのは大抵息子の方が若さゆえのうぇーいなノリで事態を悪化させる行動に出るのがベタだけど、これは父子共に冷静で下手な行動に出ないのがよかった。

ジェーン・ドウの解剖序盤はまだミステリだと思ってて、外傷はないのに内臓に切傷があったり、どうしてそうなったのか考えながら観てたんだけど、突然ラジオから怪しい歌が流れ始めたり、嵐が来て外に出られないというニュースが流れたりと、ホラー展開が漂ってくる。
ちなみに遺体安置所も解剖室も地下にあって、エレベーターと階段が一つずつあるっぽい。まあそこはお約束で、エレベーターは止まって階段から外への出口も嵐で木が倒れて塞がれるんだけど。

で、ジェーン・ドウが何故どうしてあんな状態だったのか、論理的解決はない。オカルトで大体片付けられてしまう。蘇る遺体もちょっとどうなのそれって感じがした。ただ遺体が蘇ったせいであのガールフレンドが間違って殺されたので、そこは「それ見たことか。」と思いましたね。

大人になるにつれて孵化する虫への恐怖心

寝ている側の壁の裏からゴソゴソ聞こえてきて俺はもう怖くて朝だ。

引き続き海外ドラマの話。

メンタリストというと日本ではDaiGoがお馴染みですが、その彼も非常に影響を受けているというドラマ。サイモン・ベイカー演じるパトリック・ジェーンというメンタリストの元インチキ霊媒師が、サクラメントの警察のような組織に協力する体で自らの復讐を果たそうとする筋がメインとしてあって、サブに同僚それぞれのストーリーがあったり色んなクセの強いキャラがライバルとして現れたりする。
このドラマの面白いところはなんといってもジェーンのメンタリストとしての能力の高さだろう。ジェーンならピンチに陥っても初めから予測していて既に何か手を打っているだろうと思わせるキャラクター性。それ故に、子供っぽくて、自分のやりたいようにしかやらないところも、まあ天才ってこういうもんだからしょうがないんだろうなって目で見るしかない。ジェーンの周りの人間も、視聴者も。
内容はシリアスな話が多く、全体を通してダークな感じ。長い復讐のストーリーが終わった後は案の定しっくりこない感じになったけど、最終シーズン前のシーズンの最終話は個人的に一番グッときた。張の安心感も肝。


プライムで見つけて面白そうだなと思ったらクソおもろヤバかったやつ。
刑務所から出所した詐欺師の主人公が、地元に帰ろうにもボス的なやつが怒ってて帰ると殺されそうな雰囲気だったから(そいつを騙そうとして殺されかけたから刑務所に逃げ込んでいた)、とりまムショ仲間の名を騙ってそいつの親戚の家でそいつに成り済まして暮らせっかなーってやってみたら思いの外いけんじゃんってなったけど、まあどの家庭も問題は抱えてるもので、親戚でもない赤の他人だけど一緒にいるうちに情が湧いてきて、実は崩壊気味だった厄介なその嘘家族の為に頑張ってしまうお人好しな詐欺師。んで実弟や詐欺仲間もボスに捕まったから助けたいし、本当の自分の仲間と偽物の自分の仲間を助けて自分もこの先うまくやっていくにはどうしたらええねんめっちゃ大変やんもう頑張ってみるけどさって話。
ずっと一緒にやってきていた仲間や弟たちの問題と、別人を騙って新たに手に入れた嘘の家族の問題とをどちらも切り抜けないといけなくなっていくドツボ嵌まり感がいい。本人はもう追い詰められて胃が痛いだろうけど、視聴者はあまり深刻に感じないというか、何だかポップな気持ちで見ていられる。この詐欺師の主人公が、賢くて純粋で優しくて程よくブサイクなのがこのドラマの色味になっている。
今のところシーズン2まであって、続くらしいよ。


これもプライムで何となく見始めたやつ。
新しい暗号通貨を創った天才我儘女と、勤める銀行でマネーロンダリングを請け負って儲けていた悪い父親を持つ冴えない銀行マンと、治安の悪い街で暮らす妻子持ちのギャングの三人がメインのドラマ。
銀行マンのニックは父親と関わりを持ちたくないが、渋々怪しい金を預かる。その中にはギャングのロニーがニックの父に預けた金が含まれていた。イジーは世の中を変える暗号通貨を創り出してニックの勤める銀行にプレゼンするが、どこの銀行にも受け入れてもらえない。しかしニックは興味を持ち、イジーと個人的にコンタクトを取るようになる。そして父から預かった金を全額、イジーの創った暗号通貨にぶち込む。ニックの父が行方をくらましたために、ロニーがニックの元に現れて、金を返せと脅す。暗号通貨にぶち込んでしまったためすぐに現金化出来ず困るニックとイジー。インテリギャングのロニーも現状を省みて、その暗号通貨に可能性を感じ、俺もそのビジネスの仲間に入れろと脅す。そして噛み合ってるのか噛み合っていないのかわからんが追い詰められたやつらの運命共同体が出来上がる。しかしそこに悪徳FBIやら何やらまた悪いやつらがうじゃうじゃ絡んできて、ずっと大変。ずっと大変なドラマ。
キャラクターがリアルで、不正や罪を重ねる悪人でも家族には優しかったり、ふと善意が目覚めることがあったり、善良な一市民でも安易に人を傷付けたり、善悪の基準って環境とか立場とかによって違うよねって思った。

白人ばっかりいい思いしやがって!

日本は日本人だらけで外国人が少ない。これは当たり前に思う人が多いだろうけど、外国人からするとそうでもない。「日本って日本人ばかりじゃねえか!金田のバイク!ガッズィィラ!」と思うとか思わないとか。

人種差別ってのも日本人にはあまり馴染みがない。アイクぬわらが、電車で両隣に誰も座ろうとしないということを黒人が日本にいて感じることのひとつとして挙げていたけど、日本人からすると肌の色がどうこうという感覚はなく、ただ外国人という触れあう機会の少ない存在がなんとなくおっかないだけで、所謂差別というよりはちょっと目線が上の存在に怯えているだけだろう。

ということで好きな海外ドラマの話に移ります。
元々テレビドラマってのが苦手で、それもそのはず日本はくそみてえなのしかないからね。

初めてハマったのがこれ。

CIAを突然解雇されたマイケルがどういうことなんだよぉつって真相を突き止めようとするけどいきなり一文無しになったからとりあえず地元マイアミで困ってる人の依頼を請け負ってお金稼ぎながら頑張っていきまっしょいって話。マイケルが鬼強いので、悪いやつらに絡まれても日用品で武器や爆弾を造ったり仲間がうまいことやってくれたりと都合のいい展開が一周して気持ちいい。相棒のサム(ブルース・キャンベル)はおもしろおじさんだが元ネイビーで鬼強い。彼女のフィオナはマイケルが潜入捜査してるときに知り合ったヤバイ女で鬼強い。そんなんリアルやったら即死やんってシーンを毎度毎度都合よく濃厚キャラが乗り切っていくので、ただただたのしい。マイケルの吹替がクリカンなので、もしルパン三世がスパイだったら実写版だこれは。


幸楽か春菜のイメージが強い角野卓造。しかしモンクを見た人にとってはモンクさんのイメージが一番になるんじゃないかな。そのくらい吹替がいい。
元警察官のモンクさんは潔癖性で強迫性障害を抱えてておっさんなのに子供みたいでまあ大変で周りからすると面倒くさいキャラクターなんだけど、観察力がずば抜けていてどんな事件の犯人にも辿り着けてしまう。それだけ凄い能力を持っているのに、強迫性障害のせいで、歪んだものを見ると直さずにはいられなかったり、散らかってたり汚れてたりすると綺麗にしないと気が済まなかったりで、自らピンチに陥るというコメディ風味というか何だかにやけてしまうミステリー。ただモンクさんがとにかく純粋なので、周りも面倒くさいモンクさんをフォローしようと努めたり胸を打つところがたくさんあって良き。
自分にも、モンクさんほどではないけど潔癖ぽいとことか強迫観念そこそこなとことかあるから、周りが笑ってる場面でも共感して笑えないっていうかこれ普通じゃないんだって思うところがあった。これは子供から大人まで、おはようからおやすみまで楽しめる。全話面白いという奇跡のドラマ。



長くなったから一旦切る。昨日具合悪くてほとんど食べられなかったからお腹すいた。セブンのカレー買ってこようかな。セブンはたまねぎとおかかをぽん酢でいただくサラダが好き。

目覚めた朝は

grayな曇り空。

ロシアの映画が好きで、と言っても流通数が少なくてあまり観る機会もないが、ロシアの何が好きって、寒々しい広大な土地や灰色の空などの風土から来る物悲しさよ。孤独さよ。文学的にもトルストイドストエフスキー等の内省的だったり自意識だったり不安に苛まれながらどう生きるべきかというか細い路を見出だそうとする精神。性に合うわぁ。

今は観られないけど、ムービープラスでちょくちょく放送されてる作品。映画ではなくテレビ用に作られたらしいけど、すげえ好き。全二作がそれぞれ前後編に分かれてて、話は、まあ、暗い。主人公が超人的アクションで大勢の敵をバッタバッタと薙ぎ倒していくんだけど、爽快感より絶望感が上回ってて何ともやりきれない気持ちになる。

チェブラーシカ [DVD]

チェブラーシカ [DVD]

チェブラーシカもロシア感が強くて好きです。物語も歌も何だか薄暗くて切なくなる。

プライムで観られた数少ないロシア映画。低予算ミュージカルファンタジー映画で、ミュージカルもファンタジーも苦手な上に吹き替えしかなくて最後まで観ていられるとは思わなかったけど、何とも癖になる奇妙さで観続けられた。

ところで、基本字幕派からすると、吹き替えの方が優遇されてる感じがする。シネコンでも字幕の方が先に終わったり、吹き替えしかなかったり。
きのこ派たけのこ派とかクソどうでもいい話題より、字幕派吹き替え派とか、クリ派中派とか、そういう意義のある派閥争いを大々的にやってほしい。